ブラックジャックの変形ルールやサイドベット
Since Nov '98
Video Blackjack
ビデオ版ブラックジャック.毎ゲームごとに新しいデックが使われる
(カウンティングは出来ない).
最初の三つは,最近流行のマルチゲーム機(一台でいくつかのゲームを提供するもの)である.
マルチゲーム機.よく見かける(目立つ)縦長のマシン.
Blackjackは
Tophat Twenty-one
と言う名前で入っている(すべてのこのマシンで入っているわけではなく,一部カジノではBlackjackは遊べない.例えばHard RockのOdysseyにはBlackjackはあるが,Saharaのにはない).
- 1 Deck
- Dealer Stay 17
- Blackjackのペイアウトは2:1
- 6カードで勝ち(ペイアウトは2:1).
- Double Downは11と10のみ.
- Split後のDoule Downあり.
- Aceのスプリットは一回のみ.かつ,引けるのは1枚のみ.
- Splitは一回のみ.
- Insuranceは可能だが,1betの時にはできない.
2betの場合はInsuranceに1betが必要(普通のルール).
3betしている時には,2betが必要(切り上げられる).
マルチゲーム機.これもよく見かける(こちらは通常の横長スタイル).
Odysseyとの違いは6カードのボーナスがないこと.
マルチゲーム機.まだあまり見かけない.Odysseyとのルールの違いは以下のようなもの(最悪).
- Deck数に関しての説明なし.
- Blackjackのボーナスなし.
- 6カードのボーナスなし.
- Split,Late Surrenderは,変な時だけ出来る
(T-Tの場合とか,スプリットすると不利になる条件でしか,
スプリット出来ないようだ).
- Split後のDouble Downなし.
Blackjack専用機.Odysseyとの違いは以下のようなもの
(Video Blackjackとしては最高のルール)
- Deck数に関しての説明なし.
- 6カードのボーナスなし.
- Doule Downに制限なし.
- Late Surrenderあり.
REAL 21 (Sigma社製, Lotus Deal Serise)
Blackjack専用機.上のTwenty oneとの違いは以下のようなもの.
- Blackjackのペイアウトは3:2
- Resplit可能(Aceは除く)
マシン上に,基本戦略表が貼り付けられているが,所々簡略化されたものであり,
最適な戦略ではない.
実はこのゲームは歌舞伎町のゲームファンタジア(ハイジアの前)の3Fの奥にあった.
Blackjack専用機
- 5人用大型ゲーム機
- S-HARD (Sega-Hand Action Reading Device)というハンドアクションを認識するデバイスが付いており,ヒット(前後に振る),ステイ(左右に振る)を手の動きで指示できる(しかし,実際のカジノの様な仕種では認識してくれない,少し大袈裟に前後,または左右に振る必要がある).
- Deckに関する記述はなし
- H17
- 純正ブラックジャック,5:1
- スリーセブン,7:1
- 7アンダー,10:1
- Late Surrdender, Insuranceあり
- Re-Splitなし
多人数ゲームであるので,もし1デックゲームであれば,一応サードベースでの戦略補正に関するカウンティングが可能.
このゲームも,歌舞伎町のゲームファンタジア(ハイジアの前)の3Fの奥にあった.
Nevadaのカジノでは,ディラーの最初のカードはフェイスアップとなり.
二枚目は伏せられて配られる.そして,フェイスアップが10カードの場合は,
Holeカードを見て,ブラックジャックが出来ているかチェックする.ブラックジャックの場合は,そこでゲームは終了である.
European No Holeの場合,ディラーの二枚目のカードは,プレイヤーのプレイ(ヒット,ステイ,ダブル等)が終了してから配られる.
つまり,ダブルしたあとにディラーがブラックジャックとなり,
ダブルした追加ベットを失う場合もある.
(実際には,カジノによって異なる).
このため,プレイヤーのアップカードが10カードかAceの場合,のダブルとスプリット
の基本戦略が変る.
Japanese Special
日本のカジノ等でとられている特別役(ボーナス).
参考:Casino In Tokyo
- 純正
- スペードのAとJ
- クイーンジャック
- ダイヤのAとJ
- スリーセブン
- 7が三枚
- ろくちっぱ
- 6,7,8
- シックスアンダー
- バーストしないで6枚になる
これらボーナスに対する基本戦術は,[WONG94]Professional Blackjackを参照されたい.
デックからカードの10(10カードではなく10それ自体)が抜かれた(つまりK,Q,Jは残る)ブラックジャック(6デック,ディーラーはソフト17をヒット).そのため,プレイヤーにとっては不利なデックになっている.その分,次に述べるような特別ルールやボーナスがある.これについての戦略本[SCOBLETE98]も最近発売された.
オーストラリアでは,Pontoonと呼ばれているらしい.
特別ルール
- プレイヤーのブラックジャック:必ず3/2が支払われる(引き分けはない).
- プレイヤーの21:ディーラの21(ブラックジャックは除く)に勝つ
- スプリット:3回まで許される(エースもOK).
- ダブルダウン:何時でも許される(3枚でも,4枚でも)
- ダブルダウン救済(Double down Rescure):ダブルダウンした後に手が悪い時(たとえば11でダブルダウンして,Aを引いて12とか),オリジナルベットをあきらめる代わりに,ダブルダウン時に追加したベットを引き上げることができる.
- レイトサレンダー:OK
- インシュランス:OK
21ボーナス
21になった時に,以下の条件を満たせば,ボーナスが付く(Doubleの後は除く).
5枚: 3/2 | 6,7,8(スートは別):3/2 | 7,7,7(スートは別):3/2
|
6枚: 2/1 | 6,7,8(同じスート):2/1 | 7,7,7(同じスート):2/1
|
7枚以上:3/1 | 6,7,8(スペード):3/1 | 7,7,7(スペード):3/1
|
スーパーボーナス
プレイヤーが同スートの777,かつディーラのアップカード
も7(スートは問わない).
25ドル未満のベットの時は$1,000,25$以上だと$5,000のボーナスが支払われ
る.また,同テーブルのプレイヤーにもそれぞれ$50が支払われる.
最近,ネバダのカジノでポピュラーなゲーム.ただし,そんなに流行っていな
い.
カリフォルニアのポーカーハウスで行われているゲーム.
このあたりのいきさつは雑情報を参
照のこと.
- 親はプレイヤーで回り持ち(ディラーはカードを配るだけ)
- 親もヒット・ステイの選択ができる
- 22が最強の数(エースのペアがナチュラル)
- ドボンはない(23は17より強い)
- 22から同じ間隔の場合は,数の小さい方が強い(23と21の場合は21の方が強い)
詳しくはWisted's California Blackjackを参照のこと.
また,ディーラーに頼めば,ハウスウェイ(最適なプレイ法)で代わりにプレイしてくれる(ディーラーは,カードを配っているだけだから).
ディーラ2枚のカードが両方ともオープンになるブラックジャック.その分,
プレイヤー側に制約がある.このゲーム用の基本戦略は[DALTON93]の付録についている.
- ブラックジャックのボーナスがない.
- プレイヤーの21:ディーラの21に負ける.
- スプリット:1回のみ
- インシュランス:ない(意味がない,ディーラの2枚のカードは見えるの
だから)
- ダブルダウン:9,10,11のみ
RenoのCircus Circusで4年ぐらい前にあった.しかし,ほとんど客がついてい
なかった.
Triple Chance Blackjack
ディラーが3ハンド持つブラックジャック.つまり,
プレイヤーの手(一つ)に対して,ディラー3ハンドそれぞれに同時に勝負する.
ゲームの進行は次のような流れになる.
- プレイヤーは,ディラーの3ハンドに対して,それぞれベットする(3つのベットを行なう)
- プレイヤーには通常と同じ2枚のカードが配られる.
- ディラーのアップカードが3枚配られる.
- プレイヤーは,ディラーの3枚のアップカードを見ながら,自分の手に対してヒット・ステイ等の判断を行い手を確定させる.
- ここが通常と大きく違うところで,ディラーのアップカードが10, 6, 6で,プレイヤーの手が16だとすると,最初のディラーの手に対してはヒットだけど,
あとの二つに対してはステイだから,最初のディラーの手に対しては負け,あとの二つの手には勝つというストーリーでステイするという感じで判断していく.
- バーストすると,プレイヤーのベットは全てとられる.
- ディラーのそれぞれのアップカードに対して,カードを引いていく.
確定したディラーのそれぞれの手(バーストも含む)に対して,
勝敗を決める.
付随するルールとしては,次のような物がある.
- 実際には,2ハンドに対するベットがミニマムである.この時,どの2ハンドに
賭けるかはプレイヤーの自由である.
- DealerのBlackjackはただの21として扱う.
- Double Downの制限はなし(ソフトハンド,Split後もOK)
- Double Downする時にも,3ベット全部にDouble Downする必要はない.
- しかし,Double Downすると引けるカードは一枚のみ
(プレイヤーの手は一つだけ).
- Splitの場合は3ベット全部に対して,ベットする必要がある.
オーストラリアのカジノでよく見かけるサイドベット(A$1).自分の手に7が何枚含まれるかを賭ける.
- 最初のカードが7
- 3:1
- 最初の二枚のカードが7(スート違い)
- 50:1
- 最初の二枚のカードが7(同じスート)
- 100:1
- 最初の3枚のカードが7(スート違い)
- 500:1
- 最初の3枚のカードが7(同じスート)
- 5000:1
Century 21
Saharaにあったゲーム.プレイしていないから詳細不明.代表的な特徴は次のようなもの.
BET Technology, Inc.社が開発した.
サイドベット:最初に配られる2枚のカードに賭ける.
結構,色々なところで見かける.
- 2枚が同じ種類:2.5倍
- 1/4 = 25%
- 2枚が同じ種類,かつそれがKingとQueen(Royal Match):25倍
- 1/4 * (2/13 * 1/13)=約0.3%
- 手がRoyal Matchで,かつディーラもRoyal Match:$1,000
(99年7月LasVegasでは,これは無くなっていた).
- 0.3% * 0.3% = 約0.09%.
これから還元率を計算すると約95%となる.あまり流行っているわけではなく,
混んでいるテーブルで一人ぐらい賭けているのを見る程度である.
これ専用のカウンティングシステムも存在するようである.
基本的には,4種類のスートの出現数を全部覚えるというもの.
Bonuce Blackjack
サイドベット:1デックゲームで,シャッフル後の最初のプレイに対して,
ブラックジャックが出来るかどうかを賭ける.
- PlayerもしくはDealer(どちらか一方)に賭ける:15倍
- 両方に賭ける:25倍
- 両方に賭けていて,スペードのブラックジャック(純正)なら,
プログレッシブメーターに表示されている金額が貰える.
ここで,両方に賭けるというのは,
両者同時にブラックジャックが出来ることを賭けるわけではなく,
PlayerとDealerの両方に賭けることである.
つまり,両方がブラックジャックの時の払い出しは,ボーナスポイントと言える.
Over/Under
サイドベット:最初の2枚のカードが13より大きいか小さいかを賭ける(13だと
常にディーラの勝ち).
もはや伝説のルール?
Aggresive (Madness) Blackjack/Wheel of Madness
サイドベット:ブラックジャックが出来ることに賭け,ブラックジャックが出来ると
くじ(メーター(Madness Blackjack),または実際のホイール(Wheel of Madness))を引く権利を得られるというもの.
メーター版の方は,
Casinovationsと言う会社がこのテーブルを作っているようだFantasy 21.
Rainbow 21
実際に見たことはないため,詳細不明.
Rainbow 21
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